「年収200万円で豊かに暮らす」の謎について

相変わらず「年収200万円で豊かに暮らす」のムックを読んでいると、疑問ばかりが浮かんでしまう筆者です。

「年収200万円で豊かに暮らす」のムックを表表紙から裏表紙まで、もれなく読み終えた感想なのですが、このムック内には年収200万円で豊かに暮らせるようになるまでの、いわゆる「イニシャルコスト」に関する事が一切何も書かれていません。

経済を学ばれた方ならよくご存じかと思いますが、この世の中には二種類のコストが存在し、それが「イニシャルコスト」と「ランニングコスト」です。

イニシャルコストとは初期費用の事で、事業を始める前に必要な経費の事だったり、一戸建てを建てるための経費など、何かを新しく始めたり建てたりするためのお金です。

年収200万円生活で言うと、年収200万円で暮らせるようになる為に必要な家電だったり、家具だったり、不動産だったりをそろえるお金だと言えます。

一方ランニングコストとは、事業を継続して行くお金だったり、一戸建てを維持していく管理費、電気代や水道代などの必要経費などです。

年収200万円生活で言うと、毎日の生活費や光熱費、家賃などのいわゆる年収200万円でまかなっているコストの事です。

年収200万円で豊かに暮らすのムックで紹介されている節約家さんの記事には、この「ランニングコスト」の事は詳しく紹介されているのですが、「イニシャルコスト」の事は全くと言っていいほど紹介されていません。

ムックに紹介されている節約家さん達の写真には、どの写真にも映える様な家具や家電がオシャレな室内に置かれています。

おしゃれで快適で便利な家具家電が初めからあるのなら、後のランニングコストに当たる「生活費」は、工夫次第でいくらでも節約する事は可能で、ランニングコストの事だけを考えるのならばはっきり言って年収200万円生活は可能です。

例えばうちは三人家族で月の食費・日用品などの生活費は6万円です。(私の美容院や交際費含む)

光熱費は約1万5千円、持ち家ですが賃貸と仮定すると私の住む地域の一戸建ての平均的な家賃は8万円程。

買い物に月に4~5回車を使うのでガソリン代に5千円。(買い物以外の用事は徒歩で済ませています。)

通信費として1万5千円。

合計で月に約17万5千円で、年間で約210万円です。

(当然これに子供の教育費、主人の交際費、保険・貯蓄などの費用がかかりますが、年収200万円で豊かに暮らすのムックでは、これらの費用に関しても触れられていません。)

少し200万円から足が出ている部分もありますが、ムックでは単身世帯を対象に書かれていましたので、家族三人のコストだと考えるとまあこんなものだと言えます。

そしてこれらのお金のすべてはランニングコストであり、今のこの生活にたどり着くまでの初期費用…イニシャルコストに関してはムック内で完全に無視されていて、語られていないのです。

ちなみに私の場合、20代は完全に仕事ばかりの生活で、結婚するときには自分の貯金のみで新生活の家具家電を揃えました。

結婚後は主人が転勤族だったので専業主婦になりましたが、生活費が足りない時は私の貯金から出したり、田舎の生活に必要な車は自分のお金で買いました。

今ブログを書いたりしているパソコンやタブレットなども自分の貯金から出しています。

それらの費用を、節約生活しながら捻出する事は難しいですし、それこそ年収200万円では絶対に無理です。

年収200万円生活に至るまでのイニシャルコスト…これを無視してランニングコストのみを紹介するのは、はっきり言って意味の無い事なのです。

イニシャルコストとランニングコストの考え方

イニシャルコストとランニングコストの考え方は、主婦の日常生活にも非常に役に立ちます。

例えば新しい家電を欲しいと思った時に、イニシャルコスト(購入費)は安いけど、ランニングコスト(維持管理費)がかさんでしまいそう…など、買い物をする際の判断材料にもなります。

また、家計を管理するとき、生活費はすべてランニングコストとなっているようにすると節約しやすいです。

この事に関しては、詳しくまた別の記事で語ろうと思います。

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