



仕事のミスが気がかりで生きた心地がしない…寝ても覚めても一つのミスの事ばかり考えてしまい、気がかりで日常生活中も辛い思いが込み上げてくる…。
私は社会に出てかれこれ25年、様々な会社で正社員やパートで働いて来た経験がありますが、その間何度もこう言った「仕事のミスで生きた心地がしない」状態を経験して来ました。
実際に大きなミスも出した経験もあり、ミスで自分の年収分以上の損害を出した経験もあります…。
そんな私の経験を元に、この記事では私の「仕事のミスで生きた心地がしない」時の対処法を考察したいと思います。
何故仕事のミスは起きてしまうのか
「仕事のミスで生きた心地がしない」事への対処法を考察する前に、まず「何故仕事のミスは起きてしまうのか」について、自分の経験を元に考えてみたいと思います。
会社側の責任について
仕事のミスは当然ですが、ミスを起こした人間だけが悪い訳ではなく、会社全体の問題であって、ミスを出した会社全体の問題です。
まず、ミスが出てしまった場合の会社側の責任について考えてみたいと思います。
引き継ぎ不足
ミスが出やすい状況のナンバーワンと言っても良い状態が、この「引き継ぎ不足」問題と言っても過言では無いでしょう。
前任者の退職に伴い、充分な引き継ぎ時間が無いまま仕事を丸投げされてしまった事で、訳もわからず仕事を引き継ぎ、ミスを出してしまい、そのミスが後に重大なミスだった…と判明してしまう事が多いのでは無いでしょうか。
この問題は、引き継ぎを行ってミスを出してしまった方の責任では無く、そんな状況を作り出した会社側の問題であり責任です。
また、前任者が重大なミスを隠したまま退職してしまい、そのミスを被されてしまう事もありますので、引き継ぎには注意が必要です。
指導不足
会社が社員に仕事を任せる際に、必要な指導を充分に行わず、習うより慣れろなやり方でいきなり難しい仕事を任せてしまう事により、大きなミスが起こってしまう事もよくある事例です。
入ったばかりの経験の少ない新入社員に、重要な商品の発注を任せてミスが発生してしまった…なんて事も良くある訳ですが、これは完全に会社の指導不足が原因であり、会社側の責任です。
確認不足
先述した指導不足とも重なる部分もありますが、上司が経験の少ない部下に仕事を任せっきりにしてしまい、充分に部下の行動を確認していなかった事で大きなミスに繋がってしまう事も、よくある事例です。
上司がいい加減な性格で、書類や伝達事項の確認を一切せず、それでミスが起こって部下のせいにさせられる事も、ミスが多い会社では良くある事で、そんな上司の元で働く部下は、常にミスに対して神経を使わなければならない事になってしまいます。
人員配置ミス
その仕事に対する適性が無いにも関わらず、会社の都合で無理矢理自分には出来ない仕事を押しつけられた事が原因で、ミスが出てしまった…こう言った場合も会社側の人員配置がそもそもミスだった訳で、会社側の責任の一つに数えられます。
上司の逃げハラスメント
昨今、上司の逃げハラスメント(逃げハラ)と言う言葉を良く目にする様になりました。
逃げハラとは、上司が仕事の責任を取ろうとせず、部下や周りの人間に責任を押し付けて責任から逃げようとする、ハラスメント行為の一つです。
逃げハラを行う上司が会社組織の中に一人でも存在すると、責任の押し付け合いが会社内で発生してしまい、それが原因で大きなミスが発生しやすい環境になってしまいます。
こう言ったハラスメント行為を放置してしまう事によりミスが起こってしまう事は、会社側の大きな責任と受け止めるべきでしょう。
過大要求
例えば、時間内で区切られた働き方をするパート社員に、時間がかかるのに期限が短い面倒な仕事を任せきりにしてしまい、大きなミスが出てしまった…。
パート社員は少ない就業時間で一生懸命仕事を完成させたけれど、確認する時間が無く、上司も一切確認をしてくれなかった為にミスを水際で食い止める事も出来なかった…。
こう言った場合も、過大要求というパワハラ行為が行われた可能性が高く、会社の体制が問題であって会社側の責任が問われる事例です。
自分の責任について
確認の怠り
ミスを出してしまった場合、自分自身が一番反省しなければならないと感じるのは、やはり「確認不足」と言う点では無いでしょうか。
あの時、あの書類にもう一度目を通していれば事前にミスに気付けたのに…あの時の会話をしっかりメモして見直しておけばミスは起こらなかったのに…そう思った事も多々あるはずです。
しかし、そのミスのお陰で新たな事に気づけたり、次の仕事でのミスを未然に防ぐ事に繋がったりと、そのミスは確実に自分を成長させる事に繋がっているはずです。
上記の事例からわかる事
先述しました通り、仕事上のミスは会社側の体制の不備やパワハラ体質を放置していた事により、起こるべきして起こってしまったと言う事例の方が原因の多数を占めています。
勿論ミスを起こしてしまった本人の確認ミスも原因の一つかも知れませんが、実際はそんな酷い会社の体質に、悲しいかな巻き込まれてしまい、結局弱い立場の人間が、ミスに怯えて生きた心地がしない…と言う状態に追い込まれなければならなくなってしまっているのです。
何度も書きますが、ミスは自分一人の責任では無く、会社全体の責任であって、たった一人抱え込んで悩み続ける必要などありません。
しかし、真面目で責任感の強い会社にとっても使いやすい人材こそ、そう言ったミスに思い悩んでしまう傾向にあるのでは無いでしょうか…。
何故生きた心地がしないのか
真面目で責任感の強い人ほど、ミスに敏感で少しのミスで生きた心地がしない程思い悩んでしまう…。
どうしてこう言う状態が起こってしまうのか…その影には会社のパワハラ体質も見え隠れしていると思われますが、それらについて考察してみたいと思います。
怒られたくないと言う気持ち
酷いパワハラが横行する会社では、従業員の人権など無視される傾向にあるので、少しのミスでも社員全員の前で酷い叱責を受けたり、立ち直れない程の怒号で詰られたりする事もあったりします。
そんな会社ではミスを出してしまって怒られ、精神的なダメージを受けて心が弱ってしまう事もあり、怒られたくないと言う気持ちが無意識に働いてしまって、ミスを隠してしまったり、自分だけで何とかしようと言う気持ちが働いてしまいます。
本当は会社全体が原因で起きたミスなのに、自分だけの心のうちに秘めてしまう事で、それが発覚してしまわないか生きた心地がしない…となってしまう事も多いのではないでしょうか。
自分のプライドを傷つけたくない
先述した、「怒られたくない」と重なる部分もありますが、プライドが高く、自分の仕事に自信を持っている人ほど、ミスを出してしまった時にそれを受け入れる事が出来ず、そのミスを長引かせてしまい、思い悩んでしまう事も多いように思えます。
プライドの高さゆえにミスを第三者に相談する事も出来ず、やはり自分の胸のうちに仕舞い込んでしまって、発覚を恐れて生きた心地がしない…となってしまうのかもしれません。
責任感が強すぎる
責任感の強い人…会社にとってはとても有益な人材のように思えますが、強すぎる責任感が故に他の人に頼る事が出来ずに、こちらもミスを出してしまった場合に、孤独にそのミスと向き合おうとしすぎて、生きた心地がしない状態になってしまう事も考えられます。
ミスと向き合う為にまず捨てるもの
上記に書きました、
怒られたくない気持ち・高いプライド・強い責任感
と言う三つの要素は、社会で活躍するには非常に大事な要素ではありますが、ことミスを出してしまった場合には、そのミスに徹底的に向き合うために一旦その三つの要素を捨ててしまう事も実は重要です。
この三つの要素が自分の中のどこかに存在する限り、ミスを出してしまって生きた心地がしない…と言う気持ちが無くなることはありません。
ミスが起こってしまったのは、自分が100%悪い訳では無く、原因のほとんどは会社の体制にあるのだと言うことは先述しましたが、やはり実際にミスを出してしまった人間を、会社側は責めてしまいがちです。
しかし責められるからと言って、そのミスを自分の心のうちにしまい続けていたら、そのミスはどんどん大きくなってしまう事もあり得ますし、自分の心も弱ってしまうでしょう。
ミスが出たことは自分にも多少なりの責任はあったと素直に認め、怒られること、自分のプライドが傷つくこと、強すぎる責任を一旦捨てる事をして上司なり、経営陣なりにキチンとした報告をする事が出来れば、その時は怒られて心が弱くなってしまうかもしれませんが、後々には生きた心地がしないと言う気持ちは無くなって行くでしょう。
私自身も、仕事のミスを上司に言い出せず、同じように生きた心地がしないと言った状態に何度もなった事があります。
そしてその度に怒られて、プライドを傷つけられて来ましたが、自分なりの対処法も見つける事が出来ました。
以下に、仕事のミスで生きた心地がしない時の、自分の経験からの対処法を記載したいと思います。
仕事のミスで生きた心地がしない時の対処法
①まず相談出来る相手を見つける
ミスが起きてしまった時、それを自分だけの心のうちに仕舞い込んでしまうと、そのミスに自分だけで思い悩んでしまって生きた心地がしない…と言った状態になってしまいがちです。
まずは、同じ会社内で相談出来る相手はいないか、自分の話を親身になって聞いてくれる存在はいないか、その相手を見つける事がとても重要です。
その相手は、話しやすいのなら自分の上司でも良いでしょうが、出切れは同僚や同期など、出来るだけ話しやすく自分の味方をしてくれる存在の方が良いでしょう。
会社内にそう言った存在がいないのなら、身近な友達や社会を良く知る家族でも良いでしょう。
とにかく自分一人で抱え込まない事が重要で、第三者と言う立場から冷静に話を聞いてもらえる事がとても大切なのです。
ミスに思い悩んでしまっても、誰かにその話を聞いてもらえると言うだけで、気持ちが楽になって、自分自身もその後冷静な判断でミスに向かい合える事に繋がるでしょう。
②ミスを最小で収める方法を考え実行する
話を聞いてもらえる存在が見つかったら、まず自分自身でそのミスに真摯に向き合って、そのミスを最小に収めて解決出来る術がないか考え、実行に移す事がとても重要です。
その時に、話を聞いてもらえる存在に助言を貰ったり、報告をしながら行う事も大事で、とにかく自分一人でやっているのでは無く、仲間が見守ってくれていると言う気持ちを持ちながら、冷静に粛々とミスに向かい合って、ミスを最小に食い止める行動を起こす事が大事です。
③上司に報告する
そして、ミスによる損害をなんとか最小に食い止める行動が起こせたなら、次はそれを上司にキチンと報告する事が大事です。
その報告は上司が望んでいなくも、必ず詳細にするべきで、何故ミスが起きたのか、どう言う対策を取ったのか、ミスによる損害はどの程度で、その損害をどの程度抑える事が出来たのかなど、自分の知りうる情報は全て上司に共有すべく、吐き出す事が大事です。
この時、会社の体質によっては酷い叱責を受けてしまう事もあるかも知れませんが、この後も長く一人で思い悩むよりマシだと割り切りましょう。
④関係者に誠意を持って謝る
そしてミスにより損害が出てしまった関係者の方が存在するなら、誠意を持って真摯に謝りましょう。
⑤始末書を書く
会社によっては、ミスを出してしまった後に始末書を書いて提出させられる場合もありますので、このミスに関する自分の知りうる情報を始末書として全て記録し、提出しましょう。
もしそれでも許して貰えなかったら…
ここまで、自分自身でしっかりミスに向き合い、対処法も考えて実行し、ミスの損害も自分で出来る限り最小限に食い留めて始末書も書いたにも関わらず、それでもミスが出た事によって会社にパワハラまがいの扱いを受けて、いつまでもそのミスを引き摺らされて会社に思い悩まされるのならば、その会社はあなたが留まるべき会社ではありません。
素早くその会社を去る方法を取り、新しい道を歩む事の方がきっとあなたの為になるでしょう。
転職と言う道が、きっとあなたの今までの社会経験を輝かせてくれるはずです。
私の実際の生きた心地がしなかった経験
ここからは、私が実際に経験した「仕事のミスで生きた心地がしなかった」エピソードを何点かご紹介します。
ちなみに、私が今まで多数のミスを経験したきた職種は
「建築系」
の仕事です。
職種をぼやかして記事にする事も出来るのですが、やはり当時のミスのリアリティな部分を伝えるには、職種をはっきりさせておかないと伝わらない部分も出てくるかと思い、この記事でははっきり建築の仕事だと記載させて頂きます。
①請求書出し忘れミス
一つ目のエピソードから、とんでもなく初歩的なミスをおかしていると思われてしまうかもしれませんが、このミスは私が社会に出て初めて「生きた心地がしなかった」大きなミスです。
しかも、このミスは引き継ぎ時に前任者との引き継ぎミスによって引き起こされてしまったミスなのです。
当時私はとある建築資材の商社に営業事務として転職し、退職予定の前任者の方から引き継ぎを行なって頂きました。
この会社では人手不足もあって、営業事務でも経理の事務的な仕事を担う事になっていました。
しかし、繁忙期で忙しい時など、営業事務の仕事だけでも手がいっぱいで、経理関係の仕事は残業をしてこなさなければいけない時もありました。
私の前任者の方も、そんな忙しさから仕事が混乱し、経理の仕事の方まで神経を尖らす事が出来ずに、とある得意先に出す請求書に不備があったままそれを放置されていたのです。
その得意先ではとある特殊な請求方法を取らなければ、仕事が終わっていても入金されないと言うシステムがあり、そのシステムの事はその前任者の方しか理解されていませんでした。
ですが、私は引き継ぎ時にそのシステムに関する事を前任者の方に引き継ぎして頂くことが出来ていませんでした。
なぜそんな事になってしまったのかと言いますと、引き継ぎ期間が1週間しか無く、その期間のほとんどを営業事務の仕事の事で使ってしまい、経理作業の仕事の事はたった一日で駆け足で行われたので、細かな問題点まで私自身が気付く余裕が無かったからです。
また、前任者の方もその請求書の不備が後々大きな問題になると思ってもおられなかったようで、簡単な引き継ぎでもなんとかなると思っておられたのです。
(この辺りのゴタゴタが、会社の悪い体質だったのですが…。)
その前任者の方が退職された後、その得意先からの入金が全くない事が発覚します。(結構な大きな金額でした。)
どう言う事だと引き継ぎをした私が問い詰められ、再度請求書を得意先に出す事になったのですが、先述の通り、特殊な請求システムを経ないと入金はされません。
得意先の方に問い合わせても、その得意先自体が今で言うパワハラ満載な会社で、そのシステムに関しては以前説明してあるので2度同じ説明をする気はない、自分の会社で何とかしろ!と怒鳴られて、教えてもらえず…。
そして前任者の方に説明をして貰おうと電話をかけても、番号が変えられていて連絡がつかない…と一体私はどうしたらいいんだ!状態に陥ってしまったのです。
何とかパワハラ体質な得意先に頭を下げ、請求システムを教えて頂くことができましたが、その間時間が空いてしまった事で、大きな金額の入金が遅れて会社の経営自体にも影響が出てしまったとの事でした…。
②大規模発注ミス
続いてのミスですが、何千万単位の建築資材を発注し忘れていたミスです。
私は建築資材の商社で営業事務として資材の発注も行っていたのですが、とある工事で第一期と第二期に別れて同じ工事を行う仕事がありました。
第一期工事では、全く同じ建物を二棟建てる仕事で、その工事の資材は私が全て発注し、ミスなく終わりました。
その数年後に第二期工事が行われたのですが、営業担当の上司に「見積もり通りに資材を発注しておけ」と言われ、見積もりを確認すると、一棟分の見積もりしか記載されていませんでした。
「あれ?以前の第一期工事では二棟分の発注だったのに、今回は一棟分だけで良いのかな?」
と思ったのですが私は、一棟分だけで良いのかと上司に確認する事を怠り、そのまま一棟分だけの資材を発注し、納品の日を迎えました。
しかし、実際はやはり第二期工事も二棟分の資材が必要で、まるまる一棟分の資材が工事が始まっても納品されないと言う事態に陥ったのです。
上司は、第一期工事の時に二棟だった事と、その時は私の発注に不備が無かった為に一棟分の見積もりがあれば私が理解してくれるだろうと言う考えだったようです。
勿論この件は上司にも責任がある事案でしょうが、やはり実際に発注を行ったのはわたしで、第一期工事の事も把握していたのですから私の責任も十分にあるでしょう。
私が発注の際にもっとしっかり上司に確認しておくべきでした。
資材の発注が遅れた事により、当然工期も伸びてしまいそれはこちらの責任問題になってしまいます。
私はその工事が終わるまで、発注ミスの責任を四方八方から問われ続け、ミスに向き合う日々が続いたのでした。
③寸法計測ミス
こう言った寸法に関するミスも、建築関係の仕事ではよくある事なのですが、私は会社を退職する前の最後の仕事でこのミスが起きてしまい、なんとも後味の悪い退職をする事になってしまった経験があります…。
退職する最後の仕事として、とある大型建築資材を発注する事になったのですが、図面から寸法を読み取る際に、何故か寸法を10ミリ程読み間違えてしまい、そのまま発注してしまったのです…。
しかし、今までミスを出してきた私も最後の仕事だけは綺麗に終わらせたかったので、発注後まだキャンセルがきく期間内でもう一度図面を確認して、そのミスを発見したのです!
ミス発見後すぐにメーカーに連絡し、キャンセルして貰おうとしたのですが、運悪く特注品だった為にキャンセルがきかない事が発覚しました…。
何度も何度もメーカー側に交渉しましたが、発注が入ったと同時にラインが動き出すのでどうする事もできないとの事。
しかも大型資材の特注品だった為にその損害額は私の年収以上…最後の仕事で大きな損害を出してしまい、私はその時の事を思うと今でも生きた心地がしません…。
④図面の記載ミス
こちらのミスは、パート社員として働いていたとある建築会社でのエピソードです。
私は結婚出産育児期間を経て、約10年ぶりにパート社員として建築会社で設計の仕事を始めたのですが、その会社で図面の記載ミスを起こしてしまいました。
ただその図面は、私にとっては未経験な工事内容の図面だったので、工事の段取りや細かな内容をあまり理解出来ずに書いている状態でした。
当然上司にはその事を報告しており、この仕事は私には荷が重すぎると何度も訴えましたが、人手不足から外して貰うことは出来ませんでした。
せめて上司に図面の確認をお願いしたいと何度もいいましたが、上司が図面を確認してくれることは無く、不安な私の図面がそのまま現場に行ってしまい、結局工事のやり直しまで起こってしまう大きなミスにつながってしまったのです。
私は図面作成時からいつミスが出てもおかしくないと自覚していた為に、その工事が終わるまで文字通り「生きた心地がしない」思いで毎日を過ごしていました。
そして実際ミスが起きて大事になり、上司はそのミスを私のせいにし、毎日が針の筵の上に座らされているような気持ちでした。
こんな会社でミスは起きやすい
ここからは、私の経験上ミスの起きやすい職場環境のある会社についてご紹介したいと思います。
就職や転職の際の会社選びに参考にしてみて下さい。
家族経営
経営陣が全て家族のみで構成されている家族経営の会社は、ワンマン体制で会社組織が出来上がってしまっている可能性が高く、ミスのチェック体制などもしっかり機能していない場合が多いので、大きなミスも出やすく、出てしまったら誰も助けてくれずに個人でミスに向かい合わなければならない事も考えられます。
逃げハラスメント
少し先述しましたが、上司が責任から逃れて部下に責任を押し付ける「逃げハラスメント」が公然と行われているような職場では、上司の無責任さからミスも出やすく、そのミスを部下が被らなければならないと言った事もあったりします。
パートに求め過ぎ
こちらも少し先述しましたが、時間に区切られ働き方を選択しているはずのパート社員に、重要な仕事を任せるなどの課題要求を行う会社は、求める事が多すぎるせいでミスが多発してしまう事が多いです。
パートに仕事を押し付ける
同じように、パート社員に正社員が無理な仕事を押し付けるような職場でも、過大な要求が過ぎてしまいミスにつながる事も多いのです。
辞めたい社員が多数いる
社員が常にこの会社を辞めたい…と言う後ろ向きの考えを持っているような会社でも、そのやる気の無さからミスが多発する事も多いです。
まとめ
ここまで考察してきました通り、仕事のミスは出した本人が全て悪い訳では無く、会社全体の問題であって、ミスが出たからと言って生きた心地がしない状態にまで自分を追い込む必要は本当はありません。
ミスに対して誠意を持って向かい合い、自分のできる最大の対処が出来たなら、そのミスを引きずる必要も無いのですが、パワハラが横行する会社では無駄にミスを引きずらされたり、いつまでもそのミスを理由に叱責をくらったりと言う事もあったりします。
また、会社の体制によっては自分がどんなに気をつけていてもミスをなすり付けられるような事も考えられます。
そんな場合は我慢はせず、自分のこれまでの社会経験を別の会社で活かす為に転職と言う道を選ぶべきです。
仕事のミスで生きた心地がしないと考えてらっしゃる方に、この記事と私の経験が少しでもお役に立てる事を心よりお祈りしています…。