



パートなのに時間内に終わらない仕事量を与えられ…
軽作業を時間内で行うパート社員として入社したはずなのに、いつの間にか正社員とほぼ同じ仕事量を押し付けられて、パートの時間内では終わらない仕事をこなす事になってしまった…こんな思いをされている主婦パートの方は少なくないのでは無いでしょうか…。
私自身も同じような思いをした事があり、当時の会社や上司に対してもやもやを感じる事がありました。
しかし、それがおかしいと意見を言うと、パワハラ行為とも言えるような言い方で叱責されたり、他のパートさんはやってくれているので怠慢だと言われ怒られるので言う事が出来ませんでした。
私は気持ちの切り替えが下手で落ち込み体質でもあるので、こんな風に怒られたらひどく落ち込み、その後何日も仕事どころか日常生活もちゃんと送れるかどうか不安になるほどでした。
残業が付かない仕事の持ち帰り
実は他のパートさん達も、時間内で終わらない仕事量を与えられ、殆どの方が自宅で出来る仕事は持ち帰って作業をされていました。
無論その分の残業などは出ません。
理不尽にも感じましたが、パワハラレベルで怒られるよりはまし…そんな気持ちからの持ち帰りでした。
しかしいざ持ち帰ってみると、まだまだ手のかかる幼稚園児の世話や、激務で帰宅がいつも遅い主人のペースに合わせた家事をしていると、子供が寝静まってからまた仕事をするのはかなりの大変さでした。
子供が思った時間に寝てくれなくてイライラしてしまったり、とにかく早く家事を片付けてしまおうと子供の行動をせかしてしまったり、子供が私と一緒に遊びたいと言う欲求を押さえつけてしまったり…仕事を持ち帰った事で、完全に子供を被害者にしてしまっていました。
けれども、持ち帰りをしなければ私が怒られる事になるかもしれない…ほぼ毎日の様に持ち帰った仕事を夜中にしながら、私の心はあの会社と子供との狭間で葛藤し続けていました。
こんなに大変なのは今だけかもしれない、もう少ししたら仕事にも慣れて持ち帰りなどしなくても大丈夫かもしれない、子供もこの状況に慣れてもっと手がかからなくなるかもしれない…その時の私を動かしていたのは、そんな希望的観測だけだったのです。
パートの残業や持ち帰りを当たり前にしてはいけない!
このブログ内で何度も書いていますが、パート従業員は家事や育児で時間が無く、低賃金の代わりに時間に区切られた仕事方法を選んでいる存在です。
また、私もですがパートとして働く主婦は扶養範囲内であることが多く、扶養範囲内での年収103万以上の働きをさせるのもおかしいです。
仕事には、働きに応じた報酬の目安が曖昧ではっきりしていない事も多く、会社によってはこれくらいの仕事で給料が貰えると思うな!と言われる事もあり、泣く泣く無給で仕事を持ち帰らざるを得ない事もあるようです。
これが正社員ならば…上司に報告した上で、場合によってはどうしても持ち帰らざるを得ない場合もあるかもしれません。
しかし、仕事から帰ってからも家事育児と言う仕事のある主婦パートにまで有無を言わさず持らえらせるのはおかしいし、本来ならば持ち帰る必要は無いのです。
例えそれで仕事が遅れてお客様に迷惑をかける事になったとしても、本来ならそれでパート社員が責めらるような事があるのは間違っています。
私はパワハラが怖くてそれを面と向かって会社に訴えかける事が出来ず、結果的にはこの会社を去ると言う選択になりました。
しかし、そう言った体質の会社はこちらから去るしか逃れる方法は無いのです。