この記事では自身のパート退職経験を元に、パートに多くを求めすぎる会社についての記事をまとめています。

「社員は皆同じ立場」

と言う、謎に都合の良い理由付けをして、

「人一倍仕事を頑張ればパートでもやりがいのある仕事を任せてもらえる!人一倍頑張ってやりがいを求めろ!」

と時間に制約があり低賃金のパートに、完全なやりがい搾取を行う会社は確実に存在しています。

無理な仕事を押し付けられ、当然定時内ではその仕事をこなすことが出来ず、子供がいるので残業も出来ないので、結局仕事を持ち帰って我慢して働く事になってしまうのですが、会社側はそんな状態を見て見ぬふりをしています。

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パートに求めすぎられた過去

私が主婦パートに抱いていたイメージ

パート従業員…この言葉を見てまずどんなイメージが思い浮かぶでしょうか…。

私はとある理不尽な会社に入社するまで、パート従業員と言うと、家事や育児で時間の無い主婦の方を中心に、低賃金の代わりに時間に区切られた働き方をする労働者の方と言うイメージでした。

パート主婦の方は多くの方が扶養範囲内での働きになる事も多く、時間に制限があって、扶養範囲内での仕事となると、実際の業務時間は非常に限られて来ます。

ですので、会社の経営に関わるような重要な仕事は任せ難く、時給800円程度なら上の人が管理しやすいような軽作業を数人でシフトを組んで取り組む…と言うそんなイメージです。

私が今まで正社員として働いた事のある会社でも、主婦のパートさんと言うと正社員の上司に指示された事を中心に行い、仕事が終わる前には上司がそれを確認し、万一手直しや出来ていない部分があったとしても、退社時間が来れば帰宅されて、仕事の未完成な部分は急ぎならば正社員が仕上げる…と言う感じでした。

会社の大きなプロジェクトに責任者として加わる…なんて事は勿論ありませんでしたし、あまりにも仕事が遅かったり失敗続きなら当然怒られる事もありますが、仕事の責任は正社員の上司にあってそこまでの責任は負う事はない…しかし会社に何かあった時に最初に首を切られるのはパートでもある…私が見てきたパートさんと言うとこんな感じだったのです。

実際に働き始めて感じたイメージの相違

しかしとある理不尽な会社に勤め出し、私はパート社員に今まで抱いていたイメージが一新しました。

定時9時〜15時、残業・休日出勤無し、時給800円台のパート従業員募集とハローワークの求人票にしっかりと記載されていたのに、会社の土台に関わるような重要な仕事を任されて責任も負い、毎日の残業・持ち帰りは当たり前で、時には休日出勤もしなくてはならず、正社員よりも忙しい思いをしなくてはならない事もあるのだと私は知りました。

それがこの社会の一般なのか、この会社が特殊だったのかはいまだにわかりませんが、実際に私はパートながら正社員以上の働きを求められ、それでも給料は扶養範囲内の103万の壁を越える事は無く、当然ボーナスも残業代も一切ない状態で約3年間働きました。

(私がこの理不尽な職場で働き出した経緯、会社の内情等は、時系列に沿って別の記事で詳しく書いておりますので、是非そちらもお読みください。)

当時、うちは主人もかなりの激務で、毎日朝早くから夜遅くまで働いていたので、家事や育児はすべて私の仕事でした。

それもあって、扶養範囲内で定時の決められたパートと言う働き方の出来る職場を選んだはずだったのに、正社員以上の働きを求められ、元々すぐに切り替えの出来ない性格だった私は家庭内でも仕事を引きずってしまうようになって、家事育児にも徐々に影響が出始めます。

家の中は片付けも出来ず無茶苦茶、夕食は出来合いの物を買ってくるだけ、子供の事にまで気が回らず、少しでも子供に静かにしていて欲しいのでテレビゲームをやりっぱなしにさせたり、YouTubeなどの動画を見せっぱなしにしてしまうなど、教育的にもよい状態だとは言えない状態でした…。

パートに任せる大きな仕事

この頃私はパートとしてこの会社に入社し、約一カ月が経っていました。

様々な理不尽を感じながらも、何とか少しずつ会社に慣れ始め、会社の事•仕事の事がわかり始めていた頃でした。

以前の記事でも書いていますが、内部事情にはかなり理不尽さを感じる会社でしたが、私の実際の仕事内容に関してはスキルを活かせる得意分野だったので、業務について集中してしまえば何とか頑張れる仕事内容ではありました。

しかし、その仕事を確認してくれるはずの上司が一向に確認をしてくれるそぶりが無かったり、そもそも確認すらせずそのまま仕事を次の段階に回してしまう事が当たり前になっていて、非常に厄介でした。

得意分野の仕事と言っても、私はまだ入社1ヶ月のパートです。

その会社のやり方、確認方法もまだ100%理解しているとは言えませんし、研修や指導があったわけでも無く、本当にこれでこの会社のやり方に適合しているのか…次の段階に無確認で回してしまって大丈夫なのか…不安で仕方ありませんでした。

万一、それでミスが出たらパートが全責任を負うかのように怒られるのが、この会社のやり方だと私は先輩パートさんが怒られているのを見て知りました。

上司がほとんどパートの仕事を確認していないと言う事実は完全に二の次にされて、実際にミスを出してしまったパートが100%悪く、責任の全てを負って怒られる…と言う謎システムの為に、良くも悪くもパートの職場環境がピリッとしていて、気を抜くことが許されない精神衛生上しんどい状態での毎日でした。

パートさん同士の人間関係は決して悪くは無かったのですが、そんな状態で会社全体がギスギスしていて、常に重苦しい雰囲気なのもとてもしんどかったです。

大きな仕事を任せられ我慢して働くパート

そんなある日、パート歴一か月のこの私に、この会社はかなりプレッシャーのかかる大きな仕事を押し付けて来ました。

その仕事の内容についてですが、本当は詳しく一から十まで色々と書きたい事があるのですが、一応身バレが怖いので書かないでおきます😢

業種を置き換えたりしてフィクション要素多めで書こうかとも思いましたが、創作話を面白おかしく書けるほどのブログスキルが私にあるとは思えません。

なので詳しい事は一切書けませんが、とりあえず私はこの頃、正社員歴20年目くらいのベテランさんが中心となってするような大きなプロジェクトのリーダーを無理やり任され、800円台と言う最低賃金に近い時給なのに、毎日の様に大きなプレッシャーを掛けられて辛いのに、我慢して働いているという、普通ではあり得ない状況だったと言う事だけお伝えしておきます。

ちなみに私が以前正社員として働いていた会社では、このレベルの仕事を任せられるのは有資格者で経験も豊富にある正社員の上司であり、パートがプロジェクトに関わったとしても、上司の下で間接的に関わると言う感じでした。

なぜ私がこんな大きな仕事のリーダーを任されたのかと言うと、ひとえにこの会社が人材不足で、誰もこの仕事を現実的に出来る人がおらず、必然的に入社したばかりで少し手が空いていた私が無理やりなすり擦り付けられたのです。

出来ない、無理、自信が無いと言う私の訴えはすべて却下され、あなたしかやれる人はいないから、やってもらわなければ困るので我慢して働け!と言う謎の理論を持ち出され、有無を言わせずやらされる事になったのです。

私がこの会社に入社する前におられた、私の前任者のパートさんは小さな子供が3人もおられながら、同じように大きな仕事のリーダーを任されていて、バリバリ働いていたと社長から聞かされていました。

その前任の方も出来ていたのだからお前も出来るはずだ!との事でしたが、よくよく他のパートさんに話を聞くと、その方はリーダーになって1ヶ月で辞めていったそうなのです。

頑張りすぎて我慢して働く事が出来ず、辞めてしまった人の仕事を求められても…。

完全社畜化してしまっていた私

上にも書きましたが、仕事自体は得意分野で興味もある内容だったので、そのプロジェクトも相当頑張れば何とかなる範囲ではありました。

しかし、本気で我慢して働くには毎日の残業は当たり前、仕事の持ち帰りも当たり前なボリュームだったので、小さな子供のいる私にはやはり荷が重い物でした。

それでも有無を言わせず任されてしまったので私はやるしかなく、その頃は毎日仕事を持ち帰り、嫌々ながら子供が寝てから仕事をしていました(もちろん無給です)。

在宅ワークとしてきちんと時給が出るのならこんな風に嫌々我慢してやるのでは無く、もっと前向きな気持ちで仕事もこなせたのでしょうが、完全サービス残業で、こんなに頑張っても扶養範囲内の月収しかもらえないのは正直言ってやってられませんでした。

ちなみに以前働いていた会社では、このレベルの仕事を任されていた正社員は推定月収30万以上でした。

正社員を雇って任すなら月30万近くは払わなければならない所を、扶養範囲内のパートにやらせて月8万程度で済まそうとするのが、この会社のやり方なのです。

それならば辞めれば…とも思いましたが、買取させられた3万円の制服が勿体ないと言う気持ちや、「社員は皆んな一緒の立場」と言う謎の精神理論が洗脳教育によって浸透しつつあったのか、この時はまだ辞めると言う選択肢は私の脳裏には思い浮かびませんでした。

この頃の私は毎晩子供を早く寝かせ、会社への文句をブツブツ言いながら夜中に持ち帰りの仕事を我慢してこなすと言う完全社畜状態だったのです。

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我慢して働くべきなのかの判断方法

パートにどこまで任すのが正解なのか

「パートに求すぎ」と言うキーワードでググると、低賃金で時間に区切られた働き方のパートに、正社員と同じ位の仕事を任されて不公平な思いをされているパート主婦の方の体験談が多く書かれています。

しかし不公平を感じて憤っても、

「だったら辞めろ。」

と言う書き込みも見られ、パート主婦の立場の弱さが感じられます。

確かにパートなのだから、嫌だったら辞めるのは正社員より簡単かもしれません。

ただ、パートながら責任のある仕事を任されてしまう程の人材は、嫌なら辞めるを簡単に出来ないほど非常に責任感のある性格で、我慢強くもあり、会社側もそれをよくわかっているのでその責任感と我慢強さを都合よく利用しようとしている可能性が高いです。

それに、仕事には地域性もあり、大都会で業種も多く、求人も多い地域なら辞めても次を探すのは比較的簡単かもしれませんが、地方だと業種も限られ、求人そのものも少ないと多少の理不尽では辞めると言う選択にまではなりません。

また厄介な事に、地方だと世間が狭いので、入社後に経営者の誰々と親戚関係だったとか、ご近所さんだったとか言う事も多く、変な辞め方をすると後々の事にも響いてしまう事もあり、簡単には辞めれない場合もあります。

責任感が強く、辞めたくても辞めれないと感じている弱い立場のパート社員が、我慢して働けば働くほど損をしている…そしてそれを会社側は見て見ぬふりをしているのです。

ここからは私の持論ですが、パート社員はやはり家事や育児で時間が無いのでパートと言う働き方を選択しているのであり、定時が9時〜15時と決められているのならば時間外をさせるのはまずおかしいし、持ち帰ってまでさせるような仕事のボリュームを与えるのも間違っていると思います。

時間外もこなせて持ち帰りも出来る余裕があるなら、私は正社員の道を間違いなく選びます。

定時内で充分に時間を使い、それで仕事がこなせなかった場合は、その仕事を与えた上司や会社側が悪いのであって、パート社員を責めるのは完全な責任転嫁だと思います。

このように、「パートに多くを求めすぎ」を感じておられ、時間外や持ち帰りを強いられている方は、結局ブラックな会社側に搾取をされてしまっている可能性が高いと私は思います。

この仕事を辞めるべきか否かの判断方法

パートに多くを求めすぎられている…この会社で我慢してでも今後も仕事を続けて行くべきなのか…の判断方法ですが、私の今までの社会経験から感じた事を書いておきます。

それは、求めすぎられたり、働きづらさを感じて辞めたい…とまで思った時に、会社に長く在籍されていて信頼のおける話しやすい人にキチンとその事を相談できるか否か、そもそもそんな存在が会社にいるのか…と言う事に尽きると思います。

そういう存在が会社におられて悩みを真剣に聞いてもらえて、少しでも環境を良くしてもらう事に力を貸してもらえたり、励ましてもらえたりするならその会社はまだ我慢してでもとどまるべき会社だと思います。

相談したくても出来ない、相談できる相手もいない、上司も経営者も誰も自分の悩みを聞いてくれない。

辞められたく無いので、そう言った話を有耶無耶にしようと話を避ける動きまで見せて、報告連絡相談のホウレンソウすら機能していない…もしこう言った会社なら我慢する必要はありません。

私の働いていた会社も確実にその例に当てはまっていました。

パートに求めすぎられ、働くだけ働かされてその悩みを相談できる相手もいない…そんな会社はこちらから見限るべきだと思います。

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仕事は我慢して働く必要は無い

仕事は学校と違い、やり直しがききます。

大学などは一度入学してしまえば、その学校が自分に合わないと思っても簡単には辞めたり入学し直したりは難しいでしょう。

しかし社会人はその会社を自分自身で見極めて、辞めると言う選択も自由に出来るのが特権でもあります。

私も同じ立場でしたが、3年もの時間がかかりましたが、この会社を辞めて完全に縁を切る事が出来ました。

何度も引き止めにあい、一度辞めてもまた引き戻され、精神的に弛んでいるから辞めたいんだ!と脅されたり、最終的に話さえ聞いてもらえず誤魔化され、引き継ぎの人も入れてもらえない様な状態で色々ありましたが、私の場合は結局主人の転勤での引越しと言う裏技での退職となりました。

こんなに時間をかけたくないし、引越しと言う裏技も使えない…もう精神的に一杯一杯で会社と話し合う余裕すら無いと言う方には、退職代行サービスも一つの手だと私は思います。

実際私自身も、何をどう言っても辞めさせてもらえず、精神的にもいっぱいいっぱいになってしまい、途方に暮れた時にこのサービスの利用を真剣に考えました。

サービス利用の前に主人の転勤が決まったので、結局利用せずとも退職出来ましたが、何を言ってもはぐらかされて聞き入れて貰えないような不誠実な会社に、正攻法で辞表を受け取ってもらう誠実さを見せる必要も無いと私は思っています。

ただ、突然パタリと会社に行くのを辞めて、退職代行サービスに連絡を入れさせると言う行為は辞めておきましょう。

あくまでも、何度も会社側に退職を申し入れても聞き入れてもらえず、硬直状態になってしまっている場合にのみ使うべきだと思っています。

↓どうしても辞めれない場合はこちら!

本来のパートの役割とは

ここまで長々と書いて参りましたが、上にも書いた通りパート労働者は、子供が小さい、介護中である、配偶者のサポートを求められている…など様々な事情があってパートと言う時間制限がある代わりに賃金の低い働き方を選択した存在のはずです。

そんな個人の事情を無視して、一度会社の敷居をくぐってしまった事をいい事に、低賃金な事だけを利用されて、後は都合良くパートから搾取する会社が、誠実でまともな会社だとは思えません。

会社が求めるパートは、正社員以上のプレッシャーのかかる働きをしながらも9時〜15時の定時内にきっちり仕事を終わらせ、時給は800円台と言う最低賃金でも何一つ文句も言わず、雑用やお使いもサラリとこなして気遣いもできる、そんなスーパーな人材だったのでしょう。

万一私がそんなスーパーな人材だったのなら、間違いなくパートと言う働き方は選択していませんし、そんな不誠実な会社には就職していません。

会社の求めるスーパー人材では無いのだから、あなたは会社から搾取されるのは当たり前…そんな考えを普通に持つ会社が、今後良い業績を残して行けるのか、私は甚だ疑問です。

私は学生時代、当時担任だった教授に、

「仕事を辞める目安は、どうしても我慢出来ないことが3回あったらその会社は辞めてもいい。」

と言われました。

実際、昔はこの言葉を思い出して、我慢出来ない事が3回あり辞めた会社もありますし、3回どころか数え切れないほどあっても辞める事ができずにずるずると働いた会社もありました。

しかしこの嫌な事3回理論はあくまで正社員の理論だと私は思います。

パートなら、自分にメリットを感じ無くなったら辞める理論で充分です。

パート社員は社内でも立場が低く置かれがちで、今まで書いてきた通り、上の人に都合の良いように利用されがちです。

社会人である以上、会社、正社員、パート社員全てに何からのメリットがあり、その為に働いているのが普通の状態であって、パート社員だけがそのメリットを奪われて辛い思いをするのはやはりおかしいです。

理不尽を感じても何かしらのメリットはあり、その為に働けると言うのであればそのパートは続けるべきです。

何のメリットも感じられず、会社に搾取ばかりされていると感じるのであれば、それが辞める合図だと私は今までの経験からそう結論付けています。

本来のパートの役割、正社員の役割をキチンと区別し、働きやすい環境を作ると言う当たり前の事すら出来ない、そんな会社を見限る事こそ、前に進む一歩になるのだと私は思います。

 

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