仕事への価値観は、それまでの社会経験や過去に仕事とどう向き合って来たのかの違いで、人それぞれ考え方に相違があって当たり前です。

過去に、魑魅魍魎が跋扈する伏魔殿のようなシビアな仕事の世界に身を置いていた人ならば、一度抜け出たその世界に再度足を踏み入れるのに、躊躇してしまうのは当然でしょう。

しかし、世間は専業主婦のそんな価値観などお構い無しに働け圧力をかけて来るのはなぜなのでしょうか?

この記事ではそんな働け圧力をかけられていた頃の私の実際の体験をもとに、働け働けと言われて焦ってパートに出てしまった私の末路についてまとめています。

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私が専業主婦でいたかった理由

このブログを書こうと思った訳

このブログにお越しいただき、ありがとうございます。

このブログでは、私が数年前にパート社員として働いていた会社に、どうやって入社したのか、どんな会社だったのか、そしてなぜ辞めたのか…と言う事実を別記事で時系列に沿って詳しく書いています。

実際に働き出した経緯や会社での出来事、やめる事になった経緯は是非別記事を読んで頂きたいのですが、今回は専業主婦だった私がなぜ働き出したのかと言う事と、働け働けと圧力をかけられていた頃の憂鬱に関する事を書いています。

下にも書きますが、私はパートとして働き出す前、未就園児の育児をしながら専業主婦をしていました。

専業主婦と言う職業が私にはとても性に合っているようで、自分の収入が無い分節約に励んだり、家事を真剣にしたりするのが全く苦では無く、むしろ毎日の生活に張りが出来て楽しんで専業主婦をしていました。

なので、子供が幼稚園に入園して少し子供から手が離れても、出来ればこのまま専業主婦でいたいと言う気持ちでいました。

しかし、世間は専業主婦に対して非常に当たりが強く、徐々に周りの人々から働け働けと圧力をかけられるようになりました。

そして渋々働き始めた会社があり得ない程の理不尽な会社だった…という経験をしたのです。

私はパートながらサービス残業に明け暮れ、過大な程プレッシャーや責任感を与えられ、人間関係に疲れさせられ、辞めたくても辞められないと言う無限地獄に突き落とされました。

何度も何度も就職する前のあの平穏な日々に戻りたい…と心から願いましたがそう簡単には戻る事は出来ませんでした。

今は色々あってなんとかその会社を辞める事が出来たのですが、こんな事になってしまったのは、単に私自身が迷いを持ったまま焦ってパート就活をし、ハローワークさんからの求人票に書かれていた嘘の条件を鵜呑みにして会社選びをしてしまった事につきます。

もっと働ける体制をしっかり整え、焦らずにじっくりと会社選びをしていたら、この数年のゴタゴタや心労を避ける事が出来たと思うのです。

私がこのブログで、あの時の辛かったパート時代の事を書いてみようと思ったのは、あの時の辛かった出来事を一から思い出し、次回就活をする際に二度と同じ間違いを犯さないように、自分自身への始末書のつもりで書きました。

もし、今なんらかの圧力によってパート就活をしようと思ってらっしゃる専業主婦の方にも、私のこの体験が少しでもお役に立てたならとても幸いに思います。

なぜ専業主婦になったのか…

①社会のシビアさを知っていたから

それではここから本題に入ります。

私は20代の頃、とある会社で正社員として働いていました。

職種は一応建築関係で、私は設計をしていましたが小さな会社だったので現場管理や営業も兼ねての設計担当と言う感じでした。

当時は自宅への帰宅時間が午前0時なんて事はザラ、当然サービス残業で持ち帰りの仕事も当たり前、イベントがあったりお客様のご都合によっては休日出勤も当たり前でした。

それでも設計と言う仕事が好きだったしやり甲斐もありましたので、若かったのもあり当時は何の苦もなく仕事をこなせていました。

実家暮らしで、家事は全て母親がやってくれていたのも仕事に没頭できた要因だと思います。

独身だったので、仕事のストレスを飲み会などで発散出来ていたのも、大きかったのかもしれません。

その会社も環境的には多少ブラックな面もあったかもしれませんが、その会社には頼れる上司と仲の良い同僚、どんな事でも相談しあえて環境を変えようと努力してもらえる仲間がいる会社で、一緒に食事に行ったり、時には旅行をしたりして親睦を深めていましたし、仕事は大変でしたがブラックだとは一度も思った事はありませんでした。

その後私は30歳で主人と結婚し、主人の転勤により当時勤めていたその会社は辞めたのですが、その20代の頃の社会経験から、私の中で働くと言う事は、

会社やお客様の都合により残業も休日出勤も当たり前で甘えの許されないシビアな世界

だと言う思いがあって、そのシビアさに対応出来ないのであれば簡単に働くべきでは無いと感じていました。

なので家事育児をしたり主人のサポートをしながらそのシビアさに対応出来ないと感じた私は、主人の転勤後はまた働ける体制が整うまでは、専業主婦としての道を選ぶ事にしたのです。

②育児が想像以上に大変だった

その数年後私は妊娠したのですが、切迫流産で長期間の入院をする事になってしまいます。

入院生活は14wから36wにもわたり(妊娠4ヶ月から10ヶ月までの半年間)病院から一歩も外へ出れず、そのうち3ヶ月間はほぼ寝たきり状態で筋力は落ち、歩く事もままならず退院後もリハビリが必要でした。

おかげさまで出産は無事に済みましたが、その時の入院生活が自分にも家族にもあまりにも大変だった思い出となり、産後も赤ちゃんのお世話をしながらリハビリもしないといけなかったりで、二重の大変さでした。

その時の大変だったと言う思い出から、主人も私も子供は一人でいいと言う意見で合意し、子供は一人という家族計画になりました。

出産は大変でしたが子供はすくすくと育ってくれて、あっという間に3歳になりました。

あっという間と言っても、3年間のはじめての育児生活は大変でした。

長期間の入院生活で筋力も落ちていたし、うちの子は男の子だったので歩き出してからは本当に大変でした。

また、人見知りが激しい子でもあったので、家族以外の大人になかなか慣れませんでした。

加えて、2歳くらいまでは大泣きするとよく引きつけを起こしていたので、誰かに預けて出かけようと思っても大泣きして引きつけ起こして結局私が呼び戻されて病院に連れて行く事になるので、一時保育などにも預けられませんでした。

引きつけは3歳ごろには起こさなくなりましたが、3歳になるまでの育児が本当に大変だったので、子供が幼稚園に入ってくれたら少し自分の時間が欲しい、のんびりする時間も欲しいと言う気持ちを持っていました。

勿論いつかはまた働く事も考えたいけど、まだ今じゃ無い…。

またあのシビアな世界にもどるには、子供に手がかからなくなってから…せめて小学校の高学年になってからでも良いんじゃないかと思っていたのです。

③私自身の幼少期の記憶

私の実家は商売をしていたので、両親ともに毎日忙しくて休日もほとんど無く、幼少期は保育園や祖父母の家に常に預けられていたので、両親と一緒に楽しい時間を過ごした事は一切ありませんでした。

友達の家に遊びに行くと専業主婦のお母さんがおやつを用意してくれたり、休日には家族で楽しく遊んでいる友達の姿を見て羨ましくてしょうがなく、自分の子供にはこんな思いをさせたくないと言う気持ちがありました。

子供が幼稚園や学校から帰ったら、専業主婦であるお母さんがおやつを用意して迎えてくれて、友達を連れてきたらニコニコして対応してくれて、休日には家族みんなでお出かけする…そんな家族が私の理想だったので、専業主婦の道を選んだ…と言うのも理由の一つです。

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なぜ専業主婦への風当たりが強いのか

専業主婦へのなぜ働かないの圧力

しかし、いつの世の中も専業主婦への風当たりは強いものです…。

子供がある程度大きくなってくると私の気持ちとは裏腹に、ご近所さんやママ友からチクチクと「なんで働かないの?」と言われるようになりました。

特にうちは子供は一人と決めていたので、事情を知らない人からは、子供が一人しかいなくてその子は幼稚園に行っているのに、何で専業主婦でいるんだろう…と思われていたようです。

言った人も悪気があって言った訳では無いと思いますが、何となくその時の私にはその言葉が重く突き刺さりました。

でも、そう言った会話がナチュラルに出て来る世の中が、やはり今のこの日本の標準であり、その標準からそれた私のような存在には、どこからか何かしらの圧力がかかって来るのが、当たり前とも言えるのです。

子供は一人しか居ないのに、仕事もしていない…さあ早く働くか産むか決断しろ!

と私は世間から二択を迫られているような気分になり、その圧力に屈してしまった私は結局働くという選択をせざるを得なったのです。

専業主婦のメリットと憂鬱

なぜ働かないの?と言われてしまいがちな専業主婦ですが、専業主婦は確かに収入は無いですがメリットは沢山あります。

上にも少し書きましたが、家計をしっかり管理し、工夫しながら節約に励むことで家計や固定費の見直しをしやすくなりますし、掃除や片付けを毎日真剣に取り組めて家の中は綺麗になります。

子供の勉強も余裕をもって見てやれるし、教えれる事はこちらで教えれば習い事費も節約できます。

放課後に友達が遊びに来た時も柔軟な対応が出来ますし、そもそも保育園代や学童代もかかりません。

天気の良い日は布団を干して、家族の為に気持ちの良いリネンを用意出来ますし、料理にも時間をかけれるので子供の食育にも力を入れられます。

本格的な家庭菜園でも作れば、夏場は野菜代も節約出来るし、植物を育てる事が子供の教育にもなります。

空いた時間に筋トレやジョギングをして体を鍛えて、健康への気配りも出来るようになります。

しかし、自分がいくらそれで良くでも、働いている奥様方から見ると、働いていないと結局家で遊んでいるのでは無いかと思われてしまい、専業主婦は世間から肩身が狭く憂鬱感を味合わされてしまいます。

そして、なぜ働かないの?と聞いてくるような人は大抵発言力が高く、自分自身に非常に高い満足感持ってらっしゃる方も多いので、こちらがどう言い訳しようともご自分の意見を変える事はないでしょう。

そう言ったまわりの人からの働け圧力の憂鬱さに我慢が出来なくなった事と、このモヤモヤした気持ちが働く事によって何か変わるのかもしれない…という少しの願望と、周りから浮いてしまいたく無いと言う焦りの気持ちから、私は仕方無くハローワークの窓口を訪れる事になったのです。

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入った会社はブラック会社

ハローワークの求人票の嘘

このあたりの事に関しては、別の記事で詳しく書いていますので是非そちらも読んで頂きたいのですが、上にも書いた通り、私は周りからの働け圧力に屈してしまい、焦ってハローワークで就職活動をしてしまった結果、嘘の求人票に騙されて超絶ブラックな会社に就職してしまう事になったのです。

求人票には確かに定時9時~15時•残業•休日出勤無し•時給800円台•主婦でも気軽に働きやすい内勤のパートと記載されていました。

しかし定時で帰れたことはほとんど無く、パートも残業や持ち帰りの仕事は当たり前、時には休日出勤も普通にあったり…それでも給料は扶養範囲内の年収103万以上は出ず、完全に給料が安いと言うメリットだけを会社に利用されて、やりがい搾取をされている状態でした。

しかもパートに求めすぎ

残業や休日出勤が当たり前だっただけでなく、この会社はパートに会社の土台に関わるような責任の重い仕事を任せ、主婦の空いた時間を利用しての簡単な仕事程度をイメージしていた私は、いきなり正社員以上の働きを求められて毎日毎日が憂鬱でしんどい状態になりました。

あの時、周りの働け圧力に屈して中途半端な状態で急いで就職してしまった事を私は本気で悔やみました。

例えこの会社がパートに求めすぎる会社だったとしても、キチンと仕事が出来る状態で就職し、気持ち的にも整理がついていたならひょっとしたら私はこの会社を辞めていなかったかもしれません。

この頃の私はまだ子供も小さく手がかかり、さすがに毎日の残業や持ち帰り・休日出勤をこなしつつ育児家事をこなすような余裕はありませんでしたし、そんな気持ちの整理も無かったのです。

今、子供は小学校の中学年ですが、高学年になれば残業があっても少しくらいは留守番も出来るでしょうし、持ち帰りの仕事も邪魔される事も無くこなせるようになるでしょう。

働きに出ると言う事は、会社の都合によっては求人票に書いてる事も無視される事も普通にあり、それに柔軟に対応せざるを得ない事もあると言う事なのです。

何があっても良いような体制作りと、気持ちの整理をきちんと出来る状態で働きに出る必要が私にはあったと思います。

なぜ働かないの?の対処法と働き出すタイミング

働け圧力の対処法

上にも書いていますが、専業主婦になぜ働かないの?と言う人は自分の意見に絶対の自信があるような意見力の高い人が多いので、専業主婦であるこちらが何か言い返して反論する事はとても難しいかもしれません。

私は今ブラックな会社を辞めてまた専業主婦に戻っていますが、今でもママ友さんに出会うと仕事をしないのか?と質問されます。

その場合は私が体験したブラックな事をそのまま素直に話します。

「働く気持ちはあるけど、急いで働き出して体制や気持ちの整理が整わないまま求職活動すると、求人票の嘘を見抜けなかったりしてまたブラックな会社に引っかかって精神的にやられてしまう可能性もあるので、私はもっと子供が大きくなって働く体制を整えてから働くつもりです。」

と言う感じです。

私のこの体験を知り合いの話だと言う事にし、こういう人が近くにいたので私も焦って就職せずに、長く働くために体制を整えたい…。

と、もししつこく働け圧力をかけて来る人がいたならばお話になってもいいかもしれません。

働き出すタイミングはいつが良いのか

最後に、専業主婦が働き出すタイミングについてですが、もし自分の中で働きたいという気持ちが無いなら、私は無理に働く必要は無いと思います。

もちろん働く事が社会貢献に繋がると言う意見もあるかと思いますが、家事や育児も立派な仕事であり、子供を育て上げる事こそ社会への大事な貢献でもあります。

(うちは子供が一人なのでその辺りが世間の風当たりが強い部分でもあるのですが…。)

また、保育園や学童などの枠も地域によっては空きが少ない場合もあります。

医療従事者の方や先生など、子供を預けるサービスが本当に必要な方に行きわたらせる為にも、そう言ったサービスの利用を避ける事が間接的な社会貢献になるとも言えると思います。

ご主人が働いておられ、一般的なお給料をもらっておいでならば、お金の事は節約で十分対策は出来ると思います。

うちも主人は高給取りではありませんが、今専業主婦としてなんとかなっています。

ただ、高い化粧品や頻繁な美容院などはあきらめる事になると思いますが、それさえ大丈夫なら節約に励めば毎月貯金をする事も出来ますし、私自身も何とかなっています。

主婦の節約ブログなどを参考にすると、自分でもなんとかなるかも…と思えたりもします。

小さい頃や低学年では働いたとしても結局保育園代や学童代でパート代は飛んで行きます。

高学年になって一人で留守番も出来、身の回りの事もしっかり自分で出来るようになってでないと、急な残業にも対応出来ません。

上にも書いていますが、会社に就職する以上、パート社員でも会社の都合でイレギュラーな動きをさせられる事が一切無いとは言えません。

そう言った事に柔軟に対応できる時間的余裕と、自分の気持ちの整理がキチンとつく時期が、子供が高学年になる頃なのだと私は考えています。

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