引き抜き屋の話

ブラックな会社で理不尽な働き方を強いられていると当然、もっと良い待遇で働ける会社があるのでは無いか…と思ってしまうものです。

そんな従業員の気持ちを知ってか知らずか、この会社にはかなり頻繁に「引き抜き屋」と隠語で言われる会社から電話がかかって来ました。

上にも書きましたが、最近は会社のホームページのスッタフ紹介ページに、顔写真から資格•今までのキャリアなどなど、それを見たら履歴書など必要無いくらい、詳しく従業員の事を載せていたりします。

スタッフブログもあって、この会社はかなりブログにも力を入れていたので、その従業員さんの性格や文章力、ちょっとしたプライベートな事まで知れてしまいます。

会社での働きぶりなどもよく読めばわかるし、調べれば時給なども分かるでしょう。

引き抜き屋さんはそう言った情報を元に、ヘッドハンティングを行い、別の会社に優秀な人材を送り込むのが目的の会社らしいです。

実際、この会社に過去におられた方も、引き抜き屋さんに引き抜かれて辞めていった人も多いようです。

この会社の慢性的な人材不足は、引き抜き屋のせいなのかも知れません。

私のパートの先輩も、もう何年も前から引き抜き屋さんに目をつけられて、声をかけ続けられているとの事でした。(私には一度もかかって来た事はありませんでしたが💧)

この先輩はパートながら国家資格も持っていて、仕事の知識も豊富でキャリアもあり、まさに引き抜き屋さんには恰好の人材だったのでしょう。

引き抜き屋さんは、業務中に堂々と会社の電話に電話をかけて来て、何とかアポを取ろうとして来ます。

私も初めてその光景を見た時は、こんなに堂々とヘッドハンティングが行われるものなのだと驚きが隠せませんでした。

縁故入社で辞めれない先輩

前回の記事でも書きましたが、パートの先輩は縁故でこの会社に入社されていました。

どうやら社長家族の遠縁に当たるようで、親戚の紹介で入社をされたそうです。

社員の親戚なのに、この先輩は決して社長側に立とうとされず、常にパート社員側に立たれていて、仕事も出来るのにいばりもせず、新しく入った私にも低姿勢で、本当に信頼も出来て尊敬も出来る方でした。

それ故に、会社側から理不尽な要求をされながらも働かれているのが不憫に思えました。

ヘッドハンティングの話が堂々と来るくらいなので、他の会社からも能力を認められているはずです。

そんなに能力のある方が、縁故と言う鎖に縛られて辞めるに辞めれず、この理不尽な会社にとどまらざるを得ない事に深い闇を感じました。

ブラックな会社は、縁故での従業員の採用も多いです。

理由はやはり縁故だと今後の事を考えると辞めづらいと言うのもあります。

また、縁故で入社させてやったから感謝しろ、ってな感じでこき使ったり、経営陣と無理矢理同じレベルに立たせて、経営陣の一員なのだからと、サービス残業や持ち帰りの仕事を強いられてしまう事もあります。

私はこの会社とは何の縁もゆかりも無い人間でしたが、入社した途端社長に、

「君が以前働いていた会社の社長とは旧知の仲だった。」

などと、こじつけの様にどこかしらに縁があると言う事を強調されました。

これも、縁故で従業員を縛り付けて人材の流出を防止しているのだと思います。

そう言う人材の引き止め方では無く、経営をもっと健全化させて、給料面と時間外は百歩譲ったとしても、せめてパワハラだけでも無くす努力をして頂けたら、引き抜き屋に目をつけられる様な事も無い気がします。

(まあ、こんな強引な引き抜き方をする会社自体もブラックである可能性もあるし、引き抜き先自体も人材確保に苦慮しているブラック会社っぽいですけどね💧)

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