この会社がどんな会社だったのか

引き止めエピソードの前に、この会社がどんな会社だったのかを簡単に説明しておきます。

このブログでは、他の記事でも時系列に沿ってこの会社に関する話を詳しく書いていますので、そちらも是非お読みください。

人材が定着しない会社

この会社は、人材が入ったそばから次々と辞めていくような、非常に人材定着率が低い会社でした。

私がパートとして入社時点で、二年以上この会社に勤めていた人は、経営陣と一人の上司と一人のパートさんだけでした。

ほとんどの人材が一年未満、そして私が入社してからも新しく入社した人が一日でいなくなったり、いつの間にか会社に来なくなっていたり、と言った事が日常茶飯事状態でした。

なぜこんなに人材が定着しないのか、色々と理由がありますが、過去の記事でそれらを詳しくまとめていますので、よろしければお読みください。

この会社で何があったのか

私はこの会社に入社した事で、パートながら正社員以上の働きを求められながらも扶養範囲内のパートと言う事で、どんなに頑張って仕事をしても年収103万以上は出ませんでした。

毎日の残業・持ち帰り・時には休日出勤…大きな仕事を無理やり任されプレッシャーもかけられ、毎日の家事育児にも影響が出る程しんどい毎日を送る事になりました。

職場の人間関係も大変で、経営陣や上司は平然とパワハラを行い、毎朝の出勤時に会社の方を向く事すら体が言う事を聞かず、気重で憂鬱な気持ちになりました。

そんな事から、私はこの会社の退職を決意したのですが、いざ辞表を用意すると中々言い出しにくく、辞表を出したくても出せないと言う状況になって、悶々とした日々を過ごさなければいけなくなったのです。

私が辞表を出した経緯

勇気を出して出した辞表

私がこの会社を辞める決意をして、早三カ月程が経ってしまいました。

辞表は常に懐に忍ばせて、いつでも出せるような状態でしたが、中々出せるタイミングが見つからず、結局ダラダラと三カ月が経ってしまっていました。

三カ月も経ってしまうと、一旦退職を思いとどまりそうな物です。

実は私もこの三か月間、何度もやっぱりもう少し頑張ってみよう…もっとこの会社の良い所を探してみよう…など前向きに考えて、会社に残る道も探そうとしたりしていました。

しかしいくら私が前向きに前向きに考えても、やる気の無い上司やパワハラを行う経営者に、その前向きな気持ちをも搾取されていると感じる事もあり、私の辞めたいと言う気持ちはおさまる事はありませんでした。

そんな気持ちを抱きながら毎日辞表を出すタイミングを見計らっていたのですが、ついに社長が一人で社長室に入っていくタイミングを発見し、私はすかさず社長室をノックしました。

三カ月も前から用意していた事だったので、タイミングを見つけてからは素早い行動が取れましたが、いざ辞表を社長に出すとなると、心臓が爆発しそうなくらいドキドキしていました。

引き止めにも慣れている経営者

上にも書いていますが、この会社では人材が中々定着せず、バックレてしまう人もいたりして、経営陣もそんな状況に少し慣れてしまっているようでした。

辞表を出される事にもなれているようで、こちらはドキドキして出した辞表でしたが、顔色一つ変えずに「ふーん」みたいな感じで受け取られる事も無ければ、開けて読まれる事もありませんでした。

そして、

「君はもうこの会社の戦力の一人なんだ。君が居ないとこの会社は終わってしまう。君しか頼れる人材は居ない。」

などと熱く言われてしまいました。

後で同僚パートさんに聞くと、社長が退職引き止めをするときの常套文句だったそうです。

しかし、辞表を出したその場で、君しかいない云々と言われてしまうと、中々それでも辞めますとも言いにくいものです。

しかもそれが常套文句だと分かっていても、「君しかいない」、「君はこの会社にとって特別な存在」のような事を言われてしまうと、責任感を刺激されてしまい、やはり私が頑張るしかないのか…と心が揺れてしまいました。

結局私はこの時は妥協し、辞表を取り下げてしまいました。

しかし、辞めたい気持ちは心の奥底に秘めたまま…だと言う状態は、相変わらず続いていました。

絶対に揺らいではいけない理由

この会社は退職するべき会社なのかの目安

この時私は結局引き止めに心が揺らぎ、辞表を一旦取り下げてしまったのですが、一度辞めたいと思い辞表まで用意したのならどんなに心が揺らいでも強い意志で辞表を会社に受け取らせなければならない理由があります。

まずその理由を説明する前に、このブログ内でも何度か書いていますが、私の会社を辞めるべき目安の持論を書いておきます。

それは、その会社でどうしても我慢が出来す退職したいと強く思う事柄が3つ発生したならば、その会社は辞めるべき会社だと言う持論です。

この持論は私が学生時代に担任だった教授に言われた言葉で、この教授自身も若いころに様々な会社を渡り歩き、最終的に大学の教授にまでなられた方で、私が人生で一番尊敬している人物です。

両親を含め、周りの大人たちが口をそろえて

「一度就職した会社は、血をすすりながらでも最後まで勤め上げろ!」

と、大声で言われる中で唯一、辞める事も一つの手段であると教えて頂け、会社を辞める目安を上のように分かりやすく教えて頂けたのもこの教授だけでした。

今、退職引き止めに会い気持ちが揺らいでしまっている方は、おそらくとっくに3回以上退職したいと思う程我慢が出来ない事柄があった事だと思います。

もし気持ちが揺らぎ、やっぱり会社に留まろうかどうしようか…と思われているなら一度そのどうしても我慢できなかった事柄をすべて思い出して見て下さい。

会社はあなたをどう見てるか

退職する事を心に決め、辞表まで用意したのに引き止めの言葉に心が揺らいでいるあなたを、会社側はどう見ているのでしょうか。

上に書いたように、退職を決意したと言う事は今までに少なくても三回は、会社でどうしても我慢が出来ない事柄があったはずです。

そしてあなたが扶養範囲内のパートならば、(このブログはパート主婦の方向けのブログです)おそらく給料は月8万程度のはずです。

我慢が出来ないほどでは無くても、サービス残業ややりがい搾取のような事も何度もあったはずです。

こんなに酷い職場環境で、我慢が出来ない事もあり、低賃金でサービス残業も当たり前と言う状態でも退職引き止めに心が揺らぐ人材を、会社は本気で戦力として残ってほしいとは思っておらず、単なるつなぎ止め要因としか思っていません。

よく、会社は従業員を駒としか見ていないと言う言い方がありますが、私は駒としても見ておらず、とりあえず人が居なくなったら会社が立ち行かないので誰でもいて欲しいと言う見方しかしていないと思っています。

なぜなら、本気で戦力として残って欲しいのなら、最初から辞められないようにもっと職場環境を整える努力をしているでしょうし、もっとこちらの話も聞いて立場の改善もしてくれるはずだと思うのです。

辞めたいといって引き止めはするが環境の改善は無し、ならば完全につなぎ止め要員の一人としか見ていない証であると思います。

戦力であるとうわべでは言われても、後ろではパート社員をつなぎ止め要員としか見ていない会社に、辞表を出すほど追い詰められたのに引きとめられて心が揺らいでしまう理由はなんでしょうか…。

私自身も一旦は揺らいで辞表を取り下げてしまった過去があり、あまり大きな事も言えませんが、結局この後も我慢出来ない事が多々あったり、自分の心身が壊れそうになったりで、再度辞める事を決意する事になります。

しかし、一度取り下げた辞表をもう一度辞表を受け取ってもらうのは最初に出した時よりも大変で、結局辞めたのならば本当に無駄な苦労をしてしまったと思っています。

私の様な無駄な苦労を一人でも多くの方にして欲しくない…それが、一度出した辞表は取り下げてはいけない理由なのです。

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