出戻りで変化したパワーバランス

半年間パート社員として働いた会社を退職した私…。

引継ぎを行ったはずの新しい社員さんが、たった一カ月程度で辞めてしまい、人材不足に陥った会社側から、もう一度ここで働いて欲しいとの出戻りの誘いがありました。

丁度次の仕事を探そうと思っていたタイミングだった事と、同僚パートさん達が人材不足で大変な思いをされている事を知って、渋々と言う形ですが出戻りを決意する事にしました。

しかし、出戻りをするにはこちらからある条件を提示しました。

ちなみに出戻りの誘いが会社側からあった場合、労働条件をこちらから提示しやすい環境になったとも言えます。

面接を受けて採用してもらう最初の入社時には、当然会社の事も良く分かっていないし、よほど自分自身に自信が無い限り、初めての会社に自分からこう言う労働条件にしてくれとは言いにくく、とりあえずは会社の言われるように働こう…となるはずです。

しかし、一旦退職して会社側から出戻りの誘いがあった場合、会社がこちらの労働力を評価して再度の入社を希望してくれた訳で、最初の入社時よりもこちらの立場は上になっていると言えます。

なので、ある程度はこちらの条件も言いやすいパワーバランスに変化した形になるので、そう言う理由もあって、私は出戻りを決意したのです。

提示した出戻りの条件

私が提示したのは、当然時間外は出来ないと言う条件でした。

この会社にはパワハラとか、理不尽なルールとか、やりがい搾取とか色々言いたい事がありました。

しかし一番私が困っていたのは、小さい子供がいて誰にも育児家事を頼れる存在も無い主婦が、他の社員の方と同じ感覚で時間外をするのが当たり前だと思われていた事です。

時間外さえなければ、他の事はなんとか我慢する事も出来そうだったので、時間外の事だけは何度も念を押して出来ない事を訴えました。

会社側もそれを理解してくれて、時間外無しと言う条件を飲んでくれました。

ただ、私は時間外が出来ないと言う事を、この会社に入社前の就活時に何度もハローワークに言っていた事であり、この会社の求人票にもしっかり「時間外無し」と書いてありました。

面接の時にも時間外は無理だと言いましたし、時間外があるのなら面接は辞退するとまで言っていたのです。

それらは結局全て嘘で、私は時間外をせざるを得ない状態に陥り、家事育児に悪影響が出たので私は会社を辞めた訳です。

それをまた戻って来いと言われて、この一連の流れでやっと「時間外は出来ない」の条件を飲んでもらえたと言う、なんとも厄介な会社だろうと思いました。

しかしとりあえずはその条件を飲んでもらえたので、私は会社に戻ることにしました。

条件通りに定時に帰ると、言われる嫌味

時間外は出来ない…そんな条件で再度働き始めた私でしたが、数カ月もするとまたまた不穏な空気に包まれ始めました。

会社に戻ってからしばらくは仕事も落ち着いていたのですが、繁忙期に入ると途端に忙しくなって来ました。

社員もパートさんも残業が当たり前で、みんなが忙しい状態になりました。

無論私もその頃は定時内で必死に仕事をし、無駄な時間は一切作りませんでした。

それでも、時間外はしないという条件で出戻った訳なので、とても帰りにくかったのですが、時間が来たらすぐに帰宅していました。

しかし…やはりそれを良く思わない勢力は、どこかしこから湧いてくる物です。

何時の頃からか、私が定時で帰ろうとすると、わざと聞こえるような嫌味を言われるようになりました。

これは推測ですが、聞こえるように言われる前からも、私が帰ってから同じような事を社内で言われていたのかもしれません。

結局この会社はどんな条件を出しても、建前ではその条件を飲むそぶりを見せ、本音では定時で帰ることをよしとしていないんだ…私ははっきりとその事に気づかされました。

そして本気で定時で帰ったり持ち帰りの仕事をしないと、裏でコソコソ言われたり、あからさまな嫌味を言われたりする会社なのだ…と言う事もわかりました。

この事から私の気持ちはまた、退職したいと言う方向に舵を切り始めたのです。

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