



白い目で見られ始めた私
数年前にパート社員として働いていた会社を一旦退職した私でしたが、すぐに出戻りの誘いがあり再度同じ会社で働く事になった事は、前回までの記事でしつこく書いて来ました。
今年の初めから約60回にも渡って書いて来ましたが、いよいよこのシリーズも大詰めです。
辞めるなと言われたり辞めろと言われたり、やっぱり帰ってこいと言われたりとにかく色々ありましたが、今度こそ本気の辞める決意を、私はしていました。
前回の記事でもかいていますが、出戻り後は、なあなあでせざるを得なかった時間外の仕事を一切しなかった事で、私は経営陣から白い目で見られ始めていました。
時間外をしない事が出戻りをする条件だったのですが、時間がたつとそんな条件すらなあなあになってしまうのがこの会社のやり方だったのです。
かと言って時間外をしてしまうと、また家庭内の事や子供の事をいい加減にせざるを得なくなってしまい、元の木阿弥です。
私は自分がそんな状況に置かれているのが心の底から嫌で、耐えきれませんでした。
出戻り後も悩まされ続けた子供の熱
そんなある日、また子供が高熱を出して何日も会社を休まなくてはならなくなりました。
丁度冬場だったので、インフルエンザの流行もあって(この話は2年ほど前の話です。)幼稚園の学級閉鎖もあったりと、会社に行くよりも休んでいる日数の方が多いくらいの月もありました。
同僚のパートさん達もお子さんはおられましたが、小学校高学年から中学校くらいで、学級閉鎖があっても子供だけで留守番の出来る年代のお子さんばかりでした。
うちはこの時幼稚園の年長だったので、当然一人での留守番もさせられないし、会社に謝りつつ休むしか道はありませんでした。
毎日の様に会社に謝りの電話をかける私を見て、(ちなみにこの会社は休む時は前日の夜か、当日の朝に電話を必ず毎日かけなければいけないシステムで、電話ではまとめての休暇申請は出来ませんでした。)主人もついに、
「なぜ、子供の病気みたいなどうしようもない理由での休暇なのに、そんなに謝らなければならないんだ!」
「いったん辞めたのになぜまたそんな会社に戻ったんだ!はやくまた辞めろ!」
と言い出しました。
私は、自分が心に抱えていたモヤモヤを主人が代弁してくれたような気がして、その時は主人の意見に素直に従う事にし、再度この会社を辞める事を決意したのです。
新しい人を入れようとしない会社
私は再度会社に辞表を提出しました。
社長からは、後任者が見つかったら辞めても良いと言われました。
しかし、一カ月たっても、三カ月たっても、半年たっても後任者はやって来ませんでした。
本当に探す気はあるのか…ハローワークに求人票はちゃんと出しているのか…など気になってしょうがありませんでした。
タイミングを見てそれと無く後任者の事を聞いても、のらりくらりと交わされて、挙句の果てには私にその事を聞かれるのが嫌なのか、社長が私が会社にいる時間にはどこかに出かけてしまって連絡も取れないような状況でした。
そして、最終的には私自身に誰か良い人材は居ないかと、後任者は自分で連れてこい的な発言までされてしまったのです。
この数か月後に私は主人の転勤が決まってこの会社を完全に辞める事になるのですが、結局辞めるその日まで私の後任者は入って来ることはありませんでした。