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主婦パートとやりがい搾取

やりがい搾取と言う言葉が登場してから久しいですが、実は正社員よりも主婦パートの方が、いつの間にかやりがい搾取を求められる事が多かったりします。

やりがい搾取とは…経営者が従業員に、この仕事をすれば社会の役に立つ、人間として大きく成長できる、などと強い「やりがい」を意識させて、低賃金での労働を正当化させる行為の事です。

元専業主婦だった方は、社会との繋がりが気薄だった事もあり、自分が社会の役に立てていないのでは無いかと錯覚する方も多く(実際は子育てや毎日の家事、家族のサポートと言う面でしっかり社会の役にたてているのですが…)低賃金でも社会の役に立てると言う謳い文句を投げかけられると、やりがい搾取に気づかず企業側の思惑通りに動いてしまう事も多いのです。

しかも、主婦のパートは扶養範囲内で働く事が多いので、月々の賃金は正社員よりもずいぶん低く抑える事が可能です。

扶養範囲内パートの低賃金というメリットは企業側に享受され、労働者側はやりがいだけを意識させられて本来の労働以上の物を求められる…しかも主婦パートさんは頑張り屋さんも多いのでそれを良しとしてしまう…これが主婦にやりがい搾取が多い理由なのです。

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やりがい搾取の問題点

主婦パートの方は低賃でも社会の役に立てて、働いていると言う充実感も得れるので企業側のやり方とwinwinな関係だとも思え、それに関してはさほど大きな問題も生まれないように思えるのですが、社会全体の事を考えると、やはり問題は大きいと私は思います。

まず、私自身も以前のパート先でそうだったのですが、仕事をする事こそが社会の役に立つ事と必用に教え込まれるので、仕事と日常の垣根が無くなってしまい、家でも常に仕事の事を考えたり、家に持ち帰って仕事をするようになってしまいました。

それに迷惑するのが家族です。

家事や育児は仕事の二の次と感じてしまい、仕事が出来ていないと家事も手に付かなくなって家の中はひっちゃかめっちゃか、毎日の料理も手抜きや外食が多くなって家族の心身の健康にも影響が出てしまいました。

また、自分自身も体調を崩す事が多くなって、休みの日は寝る以外何もできない事もあって家族で出かける事すら出来なくなりました。

直接的に迷惑をかけたのは家族ですが、広い意味で考えると、やりがい搾取で不当に安い労働力を提供する会社が一社あると、他の会社も競争の為に同じように価格を下げる必要が出て来るでしょうし、やはり社会全体に迷惑な影響を与えてしまっているとも言えるのです。

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やりがい搾取に気づいたら

とは言え、お金と言う先立つものはどうしても必要でしょうし、月々のお給料が貰えるならやりがい搾取だろうが働くしか無いと思わる方も多いかと思います。

しかし、やりがい搾取を行う会社の一番の問題は、

「もう無理!」

と思っても辞める事が簡単に出来ない事だと思います。

働く時間が増えて経験も増えてくると周りの会社の事も見えて来る時期が来るものです。

その時に自分の置かれたやりがい搾取に気づいてそれに嫌気が差したり、新しい仕事につきたくなって辞めようと思っても、大抵

「あなたがいなくなったら会社が回らない。」

「お客様があなたを待っている。」

などと言われて引き止められます。

それでも辞めたいと言うと、

「この会社で頑張れなかったあなたが、他の会社で勤まるはずがない。」

何て事も言われてしまいます。

そして何を言っても辞表を受け取ってもらいない状態になる事も考えられ、辞めるなら他の人を紹介しろと言われる事もあるでしょう。

やりがい搾取を行う会社は、やりがい搾取を行える人材の確保こそがビジネスの核なので、辞められてしまう事が一番面倒なのです。

ですのでやりがい搾取に気づいても、簡単にはその会社に見切りを付けられない状態に追い込まれるのです。

もし、やりがい搾取に気づいて辞めたいけど辞められないなら、いくら社会に役立つなどと色々言われても、もう頑張らない事が大事だと思います。

自分の出来る範囲の仕事以外はあえてやらない、残業や持ち帰りの仕事などはもってのほか、そんな気持ち仕事をすればいいと思います。

それで会社からの評価が下がり、辞めさせられたならそれはそれでやりがい搾取から逃れられて良かったと思うしかないです。

頑張りすぎて家族に迷惑をかけたり、自分の心身を壊すよりはその選択の方が私は良いのでは無いかと思っています。

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