年収200万円で豊かに暮らすのムックを読んで…

発売されてから色々と物議を醸しているムック本「年収200万円で豊かに暮らす」。

私も怖い物見たさでこのムックを購入し、一通り目を通しました。

このムックのはじめに、「ケチケチ節約する生活はもうやめよう」と、なにやら庶民を煽るような文言が記載されていました。

消費電力を抑えるために使っていない電化製品のコンセントは小まめに抜いたり、チラシを読み漁って少しでも安い食材を買う為に奔走したり、友達との食事も我慢せざるを得なかったり…当たり前の庶民の節約生活、それを今一度見直してもっと楽に、もっと楽しく節約生活を送りませんか?と、言うのがこのムックのテーマです。

しかし、ムックを一通り読んでみると、中には「ヘアカットは練習モデルになって」とか、「映画は会社の福利厚生を利用して安く見に行く」とか、一般的な普通の庶民では簡単はマネが出来ないような節約方法も載っており、私の頭は???となってしまいました。

何が練習モデルだ…練習モデルを探せるアプリなども紹介されていますが、そんなアプリを有効利用できる人がこの日本に何パーセントいるのだろう…。

会社の福利厚生?福利厚生の整ったきちんとした会社に勤められているのなら、年収が200万のはずないでしょ?

などなど、少し読んだだけでも突っ込み所が多いこのムック、練習モデルになれたり、会社の福利厚生を有効利用できるような余裕がある人だけがこのムックに書いてあるような生活がおくれるのでしょうか?

ちなみに私の場合、美容院は月々の生活費を浮かせてお金が溜まったら行くシステムにしていますので、年3~4回です。

私は月の生活費として6万円を主人に貰い、その内から家族3人の食費と日用品、被服費などにするのですが、最近では5千円程度はお金を浮かせる事が出来るようになりました。

友達とランチやカフェに行ったりするとあまりお金が浮かなかったりしますが、それでも3千円~5千円は毎月浮かせることが出来ています。

美容院ではいつもカラーとカットをしますので一度で一万二千円くらいは使います。

そのお金を浮かせるまでは美容院には行かないようにしています。

そして、年数回の美容室でのカットでは、美容師さんに次回のカットまで伸びても自分でアイロンなどでセットしやすい髪形にしてもらっています。

腕の良い美容師さんなら、半年後にどのくらい髪が伸びていてどんな髪形になっていると予想し、伸びきった状態でも自分でアイロンなどで整えやすい髪形にしてもらえます。

そうやって美容室代を少しでも浮かせるようにしているのです。

また、私は話題の映画などは観に行きません。

どうしても見たい映画があっても、レンタルショップで100円になるまでは観ません。

サブスクも契約していません。

うちにはあまり家具が無いので、空いている壁に安い小型プロジェクターでDVD映像を映し、安くなったレンタルDVDで疑似映画館を作って、それで満足しています。

勿論今話題のプロジェクターと電灯が一体となったあの高額商品など買いません。

メルカリで買った3000円のプロジェクターを見たい時だけ起動させるので十分です。

ケチケチするなと言いながらケチケチしている矛盾が専業主婦のストレスに!

また、このムックにはポイ活とかまとめ買いとか、今時の節約方法が色々と紹介されていますが、結局これもケチケチ節約の一種なのではないかと私は思います。

昔ながらの節約なのか、今風の節約なのかの違いで、昔のながらのやり方をケチケチ節約だと決めつけ、今風のやり方がおしゃれだと価値観を植え付けたいように思えます。

もちろんムックの中には参考になる情報もありましたし、すでに私が実践している情報もありました。

しかし、節約と言う行為にケチだのおしゃれなどと言った価値観の違いを持たせるのは、私は少し違うのではないかと思います。

ケチでもなんでもその時自分が出来る節約をし、もしそれでお金が浮いたならその浮いたお金をまたどこかに回してお金を循環させたり、将来の為に積み立てる…それが出来ているならケチケチだろうがゆとりだろうがどちらでも良いのでは無いかと、私は思っています。

節約しながらおしゃれ感を求められたり、映え要素が必須のような価値観の植え付け…意外とこう言った事が専業主婦のストレスになってしまう事もあるのではないでしょうか…?

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