京都人のハイパーぶぶ漬けモード

ハイパーぶぶ漬けモードと言う言葉を聞かれた事がありますか?

この言葉の詳細を詳しく説明する前に、まず「ぶぶ漬けモード」と言う言葉の意味から解説したいと思います。

「ぶぶ漬けモード」とは、京都の方が内心はイライラしていたり相手に対して良い思いを抱いていないのに、表面上はそれを出さずに平然と対応をする状態を表した言葉です。

京都では、中々帰らないお客人に本当は帰って欲しいのに、それを言葉では表さずに「ぶぶ漬け」と呼ばれるお茶漬けを出す事で、帰って欲しいと言う意思を表すと言う、割と有名な都市伝説があります。

私にはかなり近い親戚に生粋の京都人がいますが、もちろんお客さんに帰って欲しい時に「ぶぶ漬け」を出すような事はしませんし、そんな風習も無いと言っていました。

ただ、その親戚を含め京都の方は確かに本音をあまり話されないので、例えば中々帰らないお客様がこられて困っても「帰れ!」と面と向かって言われる事は少ないです。

なので、これ以上長居されてもあなたに出せる食べ物は何も無いので帰った方が良いですよ…と言う意味合いで

「もうお茶漬けくらいしか出せませんがお食べになりますか?」

などと言われる事は確かにあったりします。

そんな出来事が誇張されて「ぶぶ漬け」の都市伝説は生まれたのでは無いでしょか。

それらの「ぶぶ漬け」の例に代表されるように、京都の方は本音を相手にぶつける事が少ないので、上に書いたように本音では相手に良い印象を持っていなくても、表面上は平静を装い柔和な対応をしている状態…それが京都人の「ぶぶ漬けモード」と呼ばれる状態なのです。

そして、そんな「ぶぶ漬けモード」がさらに加速し、内心では燃え上がるほどイライラしてるのに表面上はニコニコとしている京都人さんの様子…それが「ハイパーぶぶ漬けモード」と呼ばれる状態なのです。

京都人さんがハイパーぶぶ漬けモードになる時

京都の方が「ハイパーぶぶ漬けモード」に突入するとき、それは京都人のプライドを土足で踏みつけられた時です。

これはあくまで私の京都人の親戚の話ですが、その親戚は京都が歴史深い日本有数の観光地である事に強い誇りを持っています。

しかしそれをお客様などに自慢するような事は無く、京都の歴史や神社仏閣などを他府県の方に褒められても、

「そんな大したものではありません」

などとへりくだった言い方をされます。

その言い方を真に受け、他府県から来られた方が

「そうですよね。うちの県では平安時代以前に作られたもっとすごい歴史的建造物があります。」

などと言ってしまった場合、「ハイパーぶぶ漬けモード」に突入してしまいます。

京都の方が歴史で負けている…と感じている県は「奈良県」のみ。

それ以外の府県の方が歴史で京都に勝っている…とアピールし始めると、「ハイパーぶぶ漬けモード」になってしまうのです(あくまでも私の親戚の話です)。

おすすめの記事